運命創造学

「運命学の基本原理」とバージョンアップした「運命創造曼荼羅」を説明致します。

「パーソナリティ(性格、才能、習慣)が運命をつくる」これが根本原理です。自分がどういう性格をもち、どういう才能を持っているかは生まれつきの要素が大きいのですが、重要なのは習慣は生まれつきではないので、あとで自分の意志で良い習慣が沢山身につけられれば、より良い運命になるでしょう。

「人間は潜在意識において、自分がいつも思っているような人間になる」これは自分の自己イメージが重要で、表面的にポジティブに見えていても、内面がネガティブだと、運命はそちらに引っ張られます。やはり心の一番奥のところで自分がどういう人間であるかの想いによって、運命の方向性が決まります。

「内面(心の世界)が外面(現実社会)に反映する」これは前の法則から言えることで、内面の自己イメージが、そのまま外の世界に映されていくことになります。
その結果として「いつも未来を強く楽しくイメージしながら、生きる人間はその通りになり、そうでない人間は周囲の人々や環境に振り回される」

ここが大事で、未来をこうしたいとイメージしながら生きる人と、行き当たりばったりで生きる人、すなわち自主的に動ける人と、周りに合わせて動いてしまう人がいます。

よく「自分の夢をもて」という言葉がありますが、こうしたいということがあったら、それを強くイメージしながら生きる方がその状況を引っ張ることになり、そうでないと周りの環境に振り回されてしまうので、周りがいい環境であればまだいいのですが、周りがネガティブな環境だとそちらに行ってしまいます。

イメージするときも、単にイメージするのではなく、心と感情が動かないと外に発信しません。ですから、こうしたいとか、こうなりたいというイメージを描きながら、そのときの喜びやワクワク感等の感情が動かないと効果はありません。単なるイメージングだけではダメで、ここが非常に重要なことですが、心が動くというか、熱い情熱が物事を動かすのです。

「運命創造曼荼羅」は今回バージョンアップしたのですが、曼荼羅というのは密教の金剛界、胎蔵界の曼荼羅から来ています。金剛界の曼荼羅は9個の枠になっており、それを踏襲しております。

「運命創造曼荼羅」のコンセプトは縦の3列の内、真ん中の列が行動面、左の列が発信側、すなわちPK(念動力)面、右の列が受信側、すなわちESP(超感覚的知覚)面となります。

サイ科学的に言いますと、人間は誰でも発信能力(PK能力)と受信能力(ESP能力)の両方をもっています。脳で言えば、どちらかというと、左脳が発信側、右脳が受信側となります。

まず右の列の受信側、インプット側から見ますと、「観察する」のは女性の方が観察力があるのですが、人間観察や周囲の状況を観察しながら、自分がどう動いたらいいかを考えていく。もっといえば、社会や世界の観察、これはニュースや世の中の大きな動きや深い動きを、テレビやインターネットや書物で知るということ。それらの観察を土台にしながら、自分のチャンスを知って、波に乗る。占星学を学ぶ(https://astro-h.com/)というのは、そういう自分の運勢の波を知ることもあります。

「ESP(超感覚的知覚)」は誰でも持っていて、常にテレパシックであったり、未来予測であったり、潜在意識ではできているのですが、潜在意識と顕在意識の間に、雑念の層があるので、なかなかその情報が上がって来ないのです。瞑想というのはその雑念の層を薄くするという効果があります。そして何か閃いたらメモをする習慣を身につけてください。また自分の守護霊、守護神に意識を向け、感謝することで、インスピレーションを受けやすくなります。

「学び」ですが、本は大事で、本を沢山読んでいる人ほど物事を深く考えられるようになりますし、語彙も豊富になります。
人に会って話を聞くこと、また旅行や美術館、博物館を訪ねたり、映画、観劇、コンサートを楽しむのもすべて自分の学びであり、インプットになります。それによって、自分の内面や想像力と創造力を豊かにすることができます。

次に左の列の発信側から見ますと、「発信力と共鳴力」は、今現在私もやっておりますが、別に相手が一人でも二人でもいいので、自分の考えを発表する機会を作り、理解者を作る。また人の意見に共鳴し、仲間や人脈作りをすることが重要となります。

「PK(念動力)」は、毎日朝でも夜でもいいですし、1~2分でもいいので、ワクワク感を伴ったイメージングをすることで発信します。情熱と執念がないと人は動きませんし、未来も動きません。また、何事もすぐ成功することはないので、達成するまで粘り強く諦めないことが重要です。

「徳性」は「品位」につながります。人に優しくすること、そしてペットに優しくすること。人に優しくすることは自分も優しくされますし、徳性を高めることはもちろんですが、ペットを飼ったら大事にし、可愛がるとペットがパワーをくれますし、いじめたら逆になるので怖いです。また周囲の環境や地球の環境に優しくして、できる範囲で喜捨をすることも大切です。

真ん中の列の行動面を見ますと、「行動指針」としては、常に楽天的かつ情熱的であること。前に述べたようにネガティブな想いで動けば、そちらに行ってしまいます。

情熱・熱意・執念が未来を動かします。常に挑戦と工夫改善すること。現状に満足していると日常生活の中で、なかなか挑戦する機会が無くなりますし、年齢が上がってくると、挑戦する意欲が無くなってしまうのですが、いつでも工夫改善し、挑戦する意識をもつことが成長につながります。挑戦していないと現状維持ではなく、全体的に減衰していきます。

人に対しては常に笑顔と感謝が大切なのは言うまでもないでしょう。常に謙虚かつストイックであることが、自分の成長につながります。

9枠の真ん中にある「目標を設定する」は最も重要です。

こうしたいという具体的な最終イメージが実現したシーンを喜びをもって描く。実現までの期限を設定することも大事です。そして実現までの行程を考えたら、直ちに行動しましょう!

「健康と体力を保つ」は皆さんも気をつけていらっしゃると思いますが、年齢が進んだら食事の量は減らした方がいいでしょう。一説には、二十代で腹十分とすると、三十代で腹九分、四十代で腹八分、五十代で腹七分、六十代で腹六分、七十代で腹五分、八十代で腹四分が内臓に負担をかけずに熟睡でき、健康を保てるといいます。

毎日の適度な運動(スクワット50回でもよい)、7~8時間の睡眠、深くゆっくりした呼吸を心掛ける。都会に住んでいる人は、努めて自然に親しむ。また悩むことがあってもその時間を縮めて、解決策を考え、決断を早くすることが大切です。

最後に下段にある「大いなる祈り」ですが、人は何か問題が起こったとき、自分のことで祈りを捧げるケースが多いのですが、それではパワーは弱くなります。祈るなら毎日、より大いなる祈り、すなわち世界人類の平和、母国の平和、そして自分の生かされていることへの感謝と幸せの順で祈るのが、パワーの還流となります。

人は何のために生きるのか、何が人に幸福感をもたらすのかというと、自分が好きなことを楽しみながらやって、人(家族も含む)を喜ばせたときであり、世の中に一つでも役に立ったときなのです。したがって最も大切なことは、自分の才能を磨いて、その能力を楽しんで発揮し、結果として人を喜ばせる人生を生きることでしょう。